なぜバイパスダイオードの点検が必要か?
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部分影の影響が大きい場合は
バイパス回路が動作します |
陰り等の影響で部分的に
逆電圧が印加され
過熱や焼損 の危険性があります |
バイパス回路は自動車で言えばエアバッグやシートベルトのような安全機能です。
一般的な発電量モニタリングでは健全性を判定できませんが重要な機能です。
バイパスダイオードチェッカーは集電箱で判定が可能な太陽光発電保守用測定器です。
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バイパスダイオードの特性
グラフではバイパスダイオードの特性が第2象限に示されています。
バイパスダイオードがオープン故障になると、バイパス回路に電流が流れなくなり、グラフの赤色のような曲線となります。
本装置ではこの差を検知し、一目で故障の有無を確認できます。
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低日射時に測定するこだわり
@:PVへ負担をかけない低日射時に測定
A:発電の邪魔をしない
B:切替器(開発中)使用で夜間に最大64ストリングの自動測定が可能 |
機は太陽電池モジュールへの影響を考慮し、負担をかけない夕方や夜間計測に限定した設計としました。
太陽電池ストリングへ逆バイアスにてIsc以上の電流を印加すれば、太陽電池が発電している日中でも計測が可能です。
しかしながら、通常運用ではメーカーが想定していない電圧を印可することによる太陽電池モジュールへの影響が懸念されます。
特に、BPDオープン故障時は、当該クラスタのすべての太陽電池セルへ、最も発電状態のよい太陽電池セルのIsc相当の電流を流すため、部分影等により発電状態にばらつきがある場合は、BPD検査により、太陽電池セルを破壊する等の危険性が考えられます。 |
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【切替器(開発中)と組み合わせた運用の場合】
日中に接続箱にセットすると夜間自動的に測定し、翌朝には測定終了しますので人件費を抑え、安全にバイパスダイオードの点検が可能です。
(最大64ストリング→1ストリング2kWとすると128kW相当の点検が可能)) |