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![]() 写真左がA、右がEタイプ A:目読み式 E:出力付 |
概 要 植物の蒸散による土壌水利用量を推定するために開発されました。 布(キャンパスカバー)に覆われたセラミックカップ蒸発部が上面にあり、太陽光と気象による葉面からの蒸散を模倣しています。セラミックカップ蒸発部は貯水タンクから水を吸い上げますので、タンク横の目盛りで蒸発散量を測定する事が可能です。 上部表面の緑色のキャンバスカバーは対象とする植物の蒸発能を模倣します。適切なキャンパスを選択して下さい。 雨は、ETgageには入りません。
ETゲージの計測と同時に降水量の計測も推奨します。 蒸発に関連する要素:風速、気温、湿度、日射量など 応用分野
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![]() テスト結果 1988年からのテスト結果 ペンマン法(気温、湿度、風速、日射からの推定)、ボーエン比法との比較結果、植生はコーン |
仕 様
型式 | C-ETgage-A | C-ETgage-E | ||||||
価格 | ![]() |
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ロガーとのセット ホボイベント |
− | ![]() |
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特色 | 目読 | 電気的出力 | ||||||
測定方法 | 目盛り | パルス出力 | ||||||
測定範囲 | 0〜300mm | |||||||
分解能 | 1mm | 0.25mm | ||||||
電気的出力 | 出力 | なし | 1pulse/0.25mm(0.01inch) | |||||
出力仕様 | - | オープンコレクタ (オプション:接点出力) パルス幅:2.3±0.7sec インピーダンス 通常時:open, <6uA@30V 接点時:50Ω(35Ω) 出力電圧:電圧は測定機器より供給、<30VDCであること |
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内部電源 | - | 内部:アルカリ単3電池 6ヶ月毎に要交換 |
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外部電源 | 5〜15VDC 167mAmax,0.4mA平均@6VDC |
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ケーブル | − | 1.2m
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精度 | ±1% | |||||||
タンク容量 | 300mm | |||||||
使用環境 | 0〜70℃/ 0〜100%RH | |||||||
防水性 | 防滴構造 | |||||||
大きさ | 420Lx79mmφ 1.5kg 水量:1.4kg |
566Lx79mmφ 2.5kg 水量:1.4kg |
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取付 | ステンレスブランケット | |||||||
材質 | 蒸発部:セラミック ハウジング:PVC 目盛り用チューブ:ガラス |
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凍結 | 凍結しない環境で使用の事 | |||||||
保守 | 鳥除けワイヤーで鳥害防止 蒸発部をきれいに保つ:汚れたとき 水補充:2ヶ月に1回(場所による) 補充水:蒸留水 |
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ー | 内部電池交換(単3アルカリ) 6ヶ月毎 |
1 | スプリングクリップにより固定されているセラミックカップ蒸発アセンブリを取り外します。 ゴム保持リングとプラスチック導水管をはずします、堅めに固定されていますが、ゆざぶることによりはずれます。 セラミックカップの穴の中を蒸留水を吸水するように十分に満たします。 貯水タンク(白い円柱部分)の3/4に蒸留水を満たします |
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2 | ゴム固定具を元戻し、チューブをセラミックカップの首の部分にとりつけます。 ストッパーを押廻し、とりつけます。 セラミックカップから逃げる水が、チューブを満たします。 ストッパーとセラミックカップの間の機密性が空気を追い出す事に必要なので、ストッパーが首部分にしっかりと取り付けられていることを確認してください |
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3 | セラミックカップ蒸発アセンブリを貯水タンクの上に取り付けます。 取り付ける前に、貯水タンクの水がゼロマークになるように蒸留水を満たします。 もし、貯水タンクに水が多すぎる場合は、目盛りチューブ下部にあるゴムチューブを握る事により、目盛りチューブ上部から余分な水を排水できます。 または、目盛りチューブを傾ける事により、上部から排水できます。 |
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4 Eタイプの場合 |
外部電源を使用しない場合、内部に単3電池を取り付けます。 データロガーを接続します。 基板の左下(下図参照)のボタンを押して、電磁バルブをONにします。 貯水タンクから水がガラスビン(vial)に供給されます。 ガラスビン(vial)および、チューブの気泡がなくなるまで、押し続けます。 注射器をセラミックカップに接続されているゴムチューブの先端に取り付けて、水を吸い上げます。上記と同様、気泡がなくなるまで吸います。 水がガラスビン(vial)を通って、パルスを発生させます。 ロガーのカウントを確認します。 ゴムチューブに気泡がないことを確認して、プラスチッククランプでチューブの端を閉じます。 ゴムチューブをカップに接続します。セラミックカップとチューブどちらも水で満たされている事が重要です。 |
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気泡の 追い出し |
目盛りチューブにも気泡がないようにして下さい。 もし、気泡があった場合は、目盛りチューブを下に向け、先端から気泡を追い出します。その後、空気を吹き込んで、チューブの中の水を強制的にタンクに戻します。その後、気泡無しの水が戻ります。 |
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キャンパスカバー の洗浄 |
キャンバスカバーが汚れている場合は、温水(ぬるま湯)で清掃して下さい。 洗剤を使用した場合は完全に除去するようにして下さい キャンパスカバーは、空気が入り込まないよう、しっかりとフィットさせて下さい。 |
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フィールドへ | いよいよ、フィールドで使用する事が可能になりました。 くれぐれも、蒸留水を使用するようにして下さい。 貯水タンクが空になったら、上記手順を繰り返します。 |
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設置方法 | 日射や風が遮られない、代表地点を選択の事 道路や、駐車場など、熱環境が測定対象と異なるところは避ける。 通常は、木の杭などに設置します。通常は、Topが地上1mの高さ。 トップのポーラスカップ(キャンバスカバー)は水平になるようにします。 2個のステンレスブランケットを2本のネジで杭に取り付けます。 付属する、貯水型雨量計には数滴オイル(ミシンオイル)を垂らして蒸発を防止します。 ステンレス製鳥除けスティックが付属するので、下図のように取り付けます。 凍結する場所では凍結する時期に使用しないようにして下さい。 |
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注 意 | 蒸留水を使用(不純物がない水、結晶物が析出しないように) 凍結を避ける事 セラミックカバーとウェファー表面を洗剤などで洗浄しない事(蒸発特性が変わる) |
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Eタイプの 注意 |
外部電源使用時は、内部電池を外す事 内部バッテリーは外部電源により充電されてしまうので。 |
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拡散カバー | 拡散カバー(蒸発に対する抵抗) キャンパスカバー/ウェファーはセラミックカップの上にあり、日射エネルギーと顕熱エネルギーを吸収し、適切な蒸発抵抗になります。ウェファーは、雨水の浸入を防止します。カバーとウェファーは葉面群(canopy of leaves)を模倣します。 キャンバスカバー ETゲージを植生の上の空間に取り付ける場合、キャンバスカバーを使用して下さい スタイル番号は、キャンパスの端に印字されています。
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![]() 鳥除けスティック取付方法 シリコンゴムリング下に取り付けます。 灰色のプラスチック上部に、小さな穴があり、15cmのスティックを垂直になるように底まで挿入し取り付けます。 鳥が留まって、キャンパスカバーを汚したり、壊したりするのを防止します。 |
![]() キャンバスカバーの取付とセラミックカップ蒸発アセンブリの構造 一番右の図:シリコンゴムを両手で広げて取り付けます。ゴムの上部は、セラミックより若干下側になります。空気がキャンパスカバーとセラミックカップの間に入らないように。 |
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