Sapflow sensor(サップフローセンサー)
樹液流センサー(樹液流速センサー)
CUP-SPF-M
目次
測定原理 センサー 仕様 オプション
設置方法
システム選定の手引き(システム構成法)
幹生長量(デンドロメータ)はこちら
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注意)樹液流速センサーの英訳は、sap flux sensor (単位:長さ/時間) sapflow(サップフロー)は樹液流量で、 =樹液流速を辺材面積で積分したもの=単木蒸散量(単位:体積(重さ)/時間))になります ここでは、通称のサップフローという言葉を用いたセンサー名とします。 |
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森林からの蒸散量を推定する方法のひとつである、樹液流速(サップフラックス、sap flux)を測定するために開発されたのがこのセンサーです。 樹液流速測定方法には、現在、ヒートパルス法、茎熱収支法などがありますが、この、Granier(グラニエ)法の原理に基づいた方法は、微量熱をトレーサーとするため、樹木に及ぼす影響が軽微で、測定による樹木の影響を低く抑えることができるのが特長です。 また、原理が単純なので、仮定を用いると比較的簡単に樹液流速を求めることができます。 流速 u は パラメータKとの間に実験的以下の式が求められている。 u = 1.19 * 10^-4 * K^1.231 (m^3/m^2/s = m/s ) ここで、Kは K = ( ΔT0-ΔT) / (ΔT) T :ヒータの温度 TN :ヒータの影響を受けないセンサーの温度 ΔT0 : 流速u=0のときの2つの温度センサー間温度差 (夜間のΔTをΔT0とするのが一般的です。) ΔT : T-TN (測定時の2つのセンサー間温度差) 1本の木の樹液流量(m^3/s)は 樹液が流れる部分(辺材)の面積をSA(m^2)としてその部分の平均流速をuとすると、 F = u * SA (m^3/s) 設置方法、Q&Aは こちら |
サップフローセンサーを赤松に設置しているところ |
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サップフローセンサー ヒーター部20mm ニードルの間隔は15cm 黄色テープがヒータ側です。 |
ニードル部 拡大写真(ヒータ側) サップフローセンサーカタログはこちら |
応用 サップフローセンサーは、樹液流が測定目的なので、間接的に以下のこともわかります。 樹木の活動時間 樹木の活動の経年変化(活発化しているか、枯れてきているか) 季節的な樹木の活動時期 サップフローが始まると活動開始、逆に止まると、活動停止 蒸散の相対的な時間変化、季節変化、年変化など |
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クリマテック株式会社
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TEL:03-3988-6616 FAX:03-3988-6613
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