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簡易酸性雨計測装置

CJW-ARM-600H
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 概 要
 この装置は、既存の転倒ます式雨量計と組み合わせて、降水の酸性度(pH)と導電率(EC)を同時かつ連続的に測定する計測装置です。
上部にある、従来型雨量計で受けた1ます分の降水は下部にある計測装置に導入され、pHセンサーと導電率(EC)センサーにより測定されます。次の1転倒分の降水が導入されると、前の降水は排水されます。この装置により、降水1転倒毎(1パルス毎)のpHとECを連続的に測定することが可能になりました。特長は以下の通りです。

 ・精度が安定:従来からの酸性雨測定装置と比較して、精度的に遜色ない結果が得られています
 ・コンパクト: 既存の雨量計をはずして、そのまま下に取り付けることが可能
          特別な台座などが必要ありません(既存雨量計と共用)。
 ・省電力:   ACタイプとDCタイプがあり、いずれも省電力です。
 ・寒冷地:   寒冷地向けにはヒータ付を用意しています。
 ・経済的:   従来型の酸性雨測定装置と比較するとローコストです。

留意点:
  計測は転倒ます式雨量計の排水に連動しています。
  サンプル降水はサイフォン式に供給排水されるので、サンプル前後の降水は多少混合します。

応用事例
【酸性雨モニタリング】

既存の気象観測所または、防災観測所に追加導入して酸性雨を監視することができます。携帯電話の通信網などを用いて、リアルタイムで酸性雨の状況を把握することが可能になります。
酸性雨計
【塩害モニタリング】

ECセンサーを搭載しているので、pHの状況と組み合わせることにより、塩害の状況もモニターリングすることが可能です。
【その他活用事例】

自動車販売の管理、農作物の維持管理、森林施行、鉄道・道路等の維持管理、電力送電線の設計・維持管理、天然記念物や重要文化財等の維持管理、建造物(老朽化等)の維持管理、自治体における酸性雨・塩害観測ネットワーク、環境学習

塩分のモニターに特化した装置はこちら

【仕様】
測定方法 pH ガラス電極法
導電率 4電極法
測定範囲 pH 0〜10
導電率 0〜200/500μS/cm 切替
単位換算計算はこちら
繰り返し性 pH ±0.1pH(標準液にて)
導電率 ±5%FS
温度補償 0〜40℃サーミスターによる自動補償
外部出力 pH 0-1V/フルスケール
EC 0-1V/フルスケール
同期信号 雨量計のパルス接点
試料量 15.7ml/1転倒雨量
校正 標準液による手動定期校正
推奨校正頻度 1ヶ月1回
洗浄 純水による1日1回自動洗浄
1ヶ月1回程度の純水補充が必要
電源 標準ACタイプ AC100±10% 50/60Hz ヒータ付きはACのみ
  常時4W ポンプ動作時 15W、ヒータ電源:25W
DCタイプ  DC12V ±5V両電圧必要 タイマー無し C-CR1000必要
センサー寿命 一般的な使用環境で1〜2年
動作環境 ヒータ無し:凍結しない環境
保存環境 ー10℃以下にならない環境。内部溶液は-10℃で凍結します
内部セルの水は抜くこと
標準添付品 本体、取扱説明書
オプション ヒータ付
消耗品 洗浄液
標準pH4,7,EC溶液
電極内部液(KCl 3.3M)
交換用センサー
校正に必要な量 標準液 各100cc
洗浄水 約1000cc
取り付け可能な
雨量計(検証済み)
クリマテック製
*上記以外については検証が必要です

【計測方法 その1】
  一般的なロガーでの現地計測

一般のテレメータ装置、データロガーに接続する場合、以下の出力信号が入力できるロガーが必要になります。

雨量の出力:無電圧接点
EC,pHの出力:アナログ0−1V

パルス1ch、アナログ2ch必要になります。
または、小型ロガー ホボロガーを組み合わせることも可能です。EC,pHの出力は、雨量パルス入力後5〜10秒後に安定します。イベントトリガー+遅延機能付きのロガーがあると雨量接点にあわせて計測が可能になります。 
24時頃にタイマーにより、自動洗浄されます。

【計測方法 その2】  当社ロガーでの現地計測
当社ロガーを用いると、このセンサーの一部機能をロガーに代行させることが可能なため、センサーがタイマー無しの安価なタイプにになります。

・当社ロガーで計測した場合の特長
  雨量接点から最適なpH,EC値をサンプリング
  自動洗浄時刻の制御および、純粋のpH値測定(キャリブレーション値の保存)
  全体の電源制御により無電源地域での酸性雨計測が可能に。
  他のセンサーも同時計測(気象、水文情報)
  通信機器を接続するとテレメータ化が可能



【計測方法 その3】  テレメータ
一般電話はもちろんのこと、携帯電話や、Dopa,CIPL,FOMA網を使用して通信が可能です。電源もソーラ電源で可能なので、機器の設置さえできれば特別な手配をすることなく、モニターリングが可能になります。

  携帯電話によるテレメータの例はこちら

 以下のソフトを用いると、電話だけでなく、LAN経由のデータ回収も簡単にセットアップできます。

  サーポートソフトの紹介はこちら


【観測の例】





4時から11時の間に合計24.5mmの降水があり、その間に雨量計は0.5mm*49転倒しています(下の棒グラフ1本が1転倒に相当)。
その1転倒毎のpH,EC計測値が図中に示されています。降水は8日ぶりですが、最初のpHに特に異常な値は見られません。水素イオン濃度は、7時過ぎまで増大し、その後低下、導電率は5時以後pHに呼応した変化をしており、pH最大値付近(7時過ぎ)に最低、その後pH下がるに従って、導電率は増加、10時頃pHが少し上昇すると、導電率は減少しています。初期降水直後には、導電率はいったん下がった後、漸増、その後下がっています。

当日の気象状況はこちらを参考にしてください

内部の状況
酸性雨計 内部
実際の製品は写真と異なる場合があります


開発 特許第4461247号
    京都電子工業(株)
    (財)日本気象協会
販売
    クリマテック(株)
                    

このシステムに関する問い合わせ、カタログ請求はクリマテックへ

クリマテック株式会社
東京都豊島区池袋4-2-11 CTビル 6F
TEL:03-3988-6616 FAX:03-3988-6613
E-mail こちらから
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